不祥事以降の取り組み経過

H29.3月31日

「不祥事の原因究明・再発防止策検討第三者委員会意見書」記載内容について

本会が平成25年3月22日に受理し公開していた標記意見書において、会計に関する業務委託をしていた税理士について、本会に対する義務違反や責任を問う記載がありましたが、平成29年3月31日に大阪地方裁判所より、以下の判断が下りました。

・ 税理士は本会の経理業務について会計指導をする業務は受任しておらず不法行為に当たるとはいえない。

・ 受任業務に伴う付随義務に違反したとはいえない。

・ 税理士と横領との因果関係はない。

 

H29.3月31日

■一定の責任がある方々が損害回復目標額を達成

  一定の責任があるとされた、当時の社会福祉協議会を運営していた17人の理事が損害回復金を自主完納し、目標額であった540万円が達成されました。

一定の責任がある方々の損害回復額は平成29年3月末現在8,724,561円となっています。

 

H29.3月31日

損害賠償請求が棄却

不祥事による損害回復のために大阪地裁に提訴した損害賠償請求裁判で、残る1名とは「損害賠償請求は棄却」との判決となり、本件について係争中であった全ての裁判が終結しました。

損害回復額の累計は、平成29年3月末現在34,761,340円で、被害額の38%を回復しています。

 

H29.2月13日

損害賠償請求裁判、和解

不祥事による損害回復のために大阪地裁に提訴した損害賠償請求裁判で、被告の1名から和解の申し出があり、本件解決金として350万円の支払い義務を認めて、和解が成立しました。

 

 H28.11月

H29.1月、2月

損害回復における民事訴訟の開催

H28.11.7 第12回公判 

H29.1.17 和解期日1回目

H29.2.8  和解期日2回目 

いずれも大阪地方裁判所にて開催しています。

 

H28.11月、12月

H29.3月

損害回復における民事訴訟の開催

H28.11.28 最終弁論①

H28.12.19 最終弁論②

H29.3.2  最終弁論③

いずれも大阪地方裁判所にて開催しています。

 

H28年9月25日

3回目の市民報告会を開催しました。

※別途ブログで報告しています。

 

H28年9月1日

第11回公判:裁判長より、平成28年度中の結審の見通し

 

 

H28年7月

★損害額の回復に当たっては、「全額回復を原則として回復の方向

に向かうべきである。市民への説明責任を強く認識する」という方

針で取り組んでいます。

平成28年7月末日現在、損害回復金の累計額は30,147,780円です。

 

★損害回復における民事訴訟の公判開催については下記の通りで

す。

 H27. 4.22  第1回公判 

    6.5  第2回公判 

    7.21  第3回公判

    9.11  第4回公判 

    11.4  第5回公判 

    12.14  第6回公判

 H28.2.15  第7回公判 

    4.7  第8回公判 

    5.31  第9回公判

    7.21  第10回公判 

    9.1  第11回公判

 いずれも大阪地方裁判所にて開催しています。

 

H28年3月

★損害回復における民事訴訟については現在2名を対象に係争中で

す。平成28年3月末日現在、損害回復金の累計額は28,566,040円

(預金利息含まず)です。

 

H27年7月

★損害回復における民事訴訟については、この間に横領事件を起こ

した元事務局長代理には全額回復を命じる判決が下りました。

また一部の被告側からの申し立により裁判長立会の下に和解等が成

立したことで、7/31時点では2名を対象に係争中であります。

 

H27年2月

★損害回復については、第8回臨時理事会(2/6)及び第3回評議員

会(2/27)で民事訴訟での訴状の確定をし、3月中旬には大阪地方

裁判所に訴状の提出を済ませ、現在は係争中にあります。

☆なお、阪南市議会全員協議会(4/21)において、市長及び副市長

同席のもと、福岡会長外役員2名から民事訴訟に至る経緯など報告

を行いました。

 

H26年3月19日  

不祥事後の対応に関す市民報告会を開催しました。

不祥事への対応経過、損害の回復状況等について、市民向けの報告

会を開催しました。(広 報誌にて開催告知)

損害の回復額や、今後のさらなる回復に向けた方針等をお伝えしま

した。

 

 H25年11月16日  

関係者向け中間報告会を開催しました。

不祥事への対応経過について、本会評議員や校区福祉委員会等の関

係者を中心とした市民 報告会を開催しました。

 報告会では、不祥事の反省とこれからの社協再建への想いを込めて

作成した「社会福祉協議 会の指針」、「役員の決心」、「職員の決

心」の案文を発表し、いずれも拍手で承認していただ きました。

 

H25年9月25日・11月1日

泉佐野市役所広域福祉課より、当会に対し、法人指導監査が行われ

ました。

前回の指導項目は概ね改善されていると評価をいただきました。

指摘事項については、12月19日に改善報告書を提出しました。

 

H25年8月2日

元事務局長代理 判決言い渡し

元事務局長代理に対し、懲役2年8か月の実刑判決が言い渡され、8

月15日に双方の上訴放棄によって 刑が確定しました。

 

H25年6月20日 

損害回復のための口座を開設

第三者委員会意見書によって責任を指摘された者や、その他の者

(一般市民、職員等)から の損害の任意回復のための口座を開設し

ました。

 

H25年5月16日・7月5日・7月16日 

元事務局長代理 第1回~第3回公判

業務上横領罪で起訴中の元事務局長代理の公判が大阪地方裁判所で

おこなわれました。

 

H25年5月7日 

新監事の就任

監事 河野 光宏(税理士)   

監事 松井 寿(医療法人評議員)

 

H25年4月1日 

新役員の就任

会長     郡 妙子  

副会長 福岡 賢次  

副会長 田中 千余子  

副会長 谷口 佳久

 

H25年3月31日 

役員の辞任

元事務局長代理の逮捕・起訴、第三者委員会からの意見書等をふま

え、会長、副会長3名、監事2名 が辞任いたしました。

 

H25年3月27日 

元事務局長代理、起訴

元事務局長代理が起訴されました。

 

H25年3月22日 

第三者委員会からの意見書を受理

本会会長の諮問を受け、昨年6月に発覚した元事務局長代理による

公金横領事件につい て検証してきた第三者委員会(委員長・橋本匡

弘弁護士)から本会に対し、理事会の場におい て傍聴者の同席のも

と公開で意見書の提言を受けました。

提言内容は

(1)事件の概要

(2)不祥事事案の原因究明

(3)管理監督者の責任

(4)損害の回復

(5)再発防止策

の5項目です。。

 

H25年3月6日

元事務局長代理の逮捕について

 

 昨年6月に発覚いたしました元阪南市社会福祉協議会職員による

公金横領事件につきまし ては、平成25年3月6日 元事務局長代理

が大阪府泉南警察署に逮捕されました。     

  市民の皆様や本会事業にご協力頂いている皆様をはじめ、多くの

関係者の信頼を著しく失 墜させましたことに、心よりお詫び申し

上げます。

  本会では、警察の捜査に全面的に協力するとともに、不祥事件の

原因究明、再発防止対 策、管理監督者の責任、さらに法人運営の

強化策を検討する第三者委員会の設置を外部 の有識者で設置し、

二度とこのようなことが起きないよう信頼回復に全力を挙げると

ともに、 事務執行体制の改善と再発防止策の遂行に取り組んでお

ります。

  今後とも当会運営へのご支援ご協力賜りますようお願い申し上げ

ます。

 

                      平成25年3月13日

            社会福祉法人 阪南市社会福祉協議会

             会   長   米 原  武 雄

 

H25年2月6日

外部有識者の第三者委員会を設置しました

公平性、透明性の確保の観点から法人の役員以外で不祥事の原因究

明、再発防止対策、管理監督者の責任、さらに法人運営の強化策を

検討する【不祥事の原因究明・再発防止策検討 第三者委員会」の設

置を1月30日理事会で決定し、第1回委員会を2月6日に開催しました。

委員会から3月に提言を行う予定です。

 

H25年2月1日 

大阪府へ改善報告書の進捗状況を報告

大阪府に対し、指導監査改善報告書の進捗状況を報告しました。

 

H25年1月7日 

理事会通信(第1号)を発行

不祥事に関する取り組みをお伝えするために理事会での決定内容等

を記した理事会通信を社協評議員、組織構成会員宛てに発行しまし

た。

 

H25年1月1日 

新事務局長就任

不祥事への対応・再建のため、前阪南市教育委員会参与の水野謙二

氏が市職を退職し新事務局長に就任しました。

 

H24年12月13日 

大阪府社協より統括部長が派遣

不祥事への対応や法人体制の再構築の助言・指導等の為、大阪府社

協より日々出張で林統括部長の派遣が決定されました。

 

H24年12月3日

大阪府へ指導監査改善報告書を提出

指導監査結果の通知に対し、以下の項目等について改善内容や改善

予定を記載した指導監査改善報告書を大阪府へ提出いたしました。

・適正な会計処理業務の執行

(会長への月次報告や公印の適正な管理等)

・監事監査の適正化

・規定、規則等の見直しや整備(経理規定や就業規則等)

・損失額の確定、第三者委員会の設置 など

 

H24年11月5日 

大阪府より法人指導監査

大阪府法人指導課より、当会に対し、法人指導監査が行われまし

た。

法人運営について、会計関係について、職員処遇関係について、損

失の回復並びに再発防止 について、等の改善指導を受けました。

 

H24年7月27日~10月11日

調査委員会を開催

調査委員会を12回開催し、預貯金の取り扱いの実態調査や関係者に

ヒアリング等を行い、報告書を作成しました。

 

H24年7月19日 

泉南警察署へ告訴状を提出

 

H24年7月11日 

当該職員(元事務局長代理)を懲戒解雇しました

 

H24年7月3日 

お知らせ

一部報道で、今回の不祥事を起こした者が「阪南市職員」であると

する誤った報道がありましたが、この件への市職員による関与は一

切ありません。

 

H24年6月30日 10:00

不祥事発生のお詫び

 この度、本会職員(元事務局長代理)による金銭着服が判明いた

しました。

 阪南市社会福祉協議会は多くの市民、関係者の方々に支えられて

きた組織でありますが、今 回の事態でこれらの方々皆様に多大なる

ご迷惑をおかけすることとなり、心より深くお詫び申し上 げます。

 今後は警察の捜査に全面的に協力し、事実関係が明らかになった

時点で厳正に対処するとと もに、二度とこのようなことが起こらな

いよう、抜本的な再発防止策を徹底し、役職員一丸となり 皆様の信

頼回復に向け最大限の努力をしてまいります。

 

              社会福祉法人阪南市社会福祉協議会

                    会長 米 原 武 雄