子ども福祉委員卒業生が大学生になって Come back♪

みなさんこんにちは。阪南市社協の猪俣です。
まだまだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
早いもので、阪南市で「子ども福祉委員」が立ち上がってから約6年。
当時中学2年生だったメンバーが今や大学2回生になりました。

今回は、なんと!そんな大学2回生が地域のためにと提案・企画してくれたボランティア活動の報告ブログです。
企画者の上房くんは現在府内の大学に通う2回生。子ども福祉委員を立ち上げた時の初期メンバーです。

6年前にNHKの取材を受けた上房くん(当時中学2年生)

中学時代には高齢者の買い物支援や電球交換、地域のまち歩きなどのボランティア活動を実施し、その様子はNHKでも紹介されるなど活躍してくれました。
中学卒業後も、後輩の中学生メンバーの活動に頻繁に顔を出し、一緒にボランティア活動に参加し続けてくれています。

最近そんな彼から、「僕、桃の木台でやりたいことがあるねん」と相談を受けました。

この町の子どもたちは、市街地から遠く、塾の自習室に行くにもバスと電車を乗り継いて行っている。
せっかく近くにきれいな住民センターがあるんだから、そこを活用して子どもたちが自由に勉強できる場をつ
くりたい

との提案でした。この提案を聞いた校区福祉委員さんと社協も大賛成!
住民センターを借り、「なつやすみ宿題デー」として、夏休みに勉強ができる場を企画。
一緒にチラシを作り、地域の小中学校生徒全員に配布しました。

5日間の開設日には、上房くんの他にも卒業生(高校生・大学生)メンバーも参加し、子どもたちの勉強のお手伝い。
多い日は20人近くが参加し盛況でした。

参加した小学6年生の女の子は、

優しいお兄さんお姉さんに教えてもらえて嬉しかった!私も来年中学生になったら夢かなえ隊(子ども福祉委員)に入るって決めた!

と大満足の様子!
子ども福祉委員の活動を実際に身近に感じることで、新たなメンバー参加へのきっかけにもなり一石二鳥ですね♪

こんな素敵な活動を立ち上げてくれた上房くんはどんな思いで企画してくれたんでしょうか。本人に聞いてみました。

        6年が経ち大学生になった上房くん

Q. どんな思いで企画したの?

桃の木台でも高齢者向けの集まりは充実しているけど、子どもたちはと言うと。自分が小さい時にあった地域の子ども会もなくなり、子どもの居場所が減っていると感じていた。自分の子ども時代を振り返っても、親が働いていて、夏休みは家で過ごすことも多かった。だから子どもの居場所を作りたいと思って。そんな思いで、企画しました

Q. 中学生を卒業しても活動を続けてくれているのはなぜ?

中学生の時にせっかくボランティア活動を始めたし、どうせなら続けたいと思って。自分もこのまちにずっと住んでいるから、住民の一人として。

夢かなえ隊の他にも地域の自治会主催の夏祭りで司会をしたり、まさにこのまちの担い手として大活躍中の上房くん。
子ども福祉委員から地域の人材へ。阪南市の将来が楽しみです!