コロナフレイル 0(ゼロ) をめざして ~専門職・住民 ”オール阪南”でのチャレンジ~

こんにちは。阪南市社協の猪俣です。
春になり我が家のメダカたちもたくさんの卵をつけ始めました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。

コロナフレイルとは

ところでみなさん、突然ですが「コロナフレイル」ってご存じですか??

コロナフレイルの説明(阪南市社協作成)

コロナの影響によってこんなコロナフレイルが一気に進もうとしています。そう、私たちのまち、阪南市でも例外ではありません。
地域の福祉委員や民生委員さん、ケアマネジャーさん、かかりつけのお医者さん。みんなが口々に、「最近弱ってきた人多いわ~」と言っていました。

この状況を何とかせねば・・・ こうして私たちは「阪南市からコロナフレイルを無くそう!」と、立ち上がりました。

コロナフレイル 0(ゼロ) 会議を開催

2022年4月26日、地域活動者、民生委員、医師会、シルバー人材センター、介護事業所(リハビリ専門職部会)、地域包括支援センター、コミュニティソーシャルワーカー(CSW)、社協、市役所、計19人が参加し、第1回コロナフレイル 0(ゼロ) 会議を開催しました。会議では、

患者も、市民も、コロナで以前の元気さを忘れてしまっている。地域のみなさんと一緒に本気で元気にしていきたい。みんなの知恵で、一緒にコロナ前の元気を取り戻しましょう!!

医師会会長 松若医師 (会議開催のあいさつより)

と、発起人のひとりである松若先生より熱いメッセージ。
企画メンバーの地域包括支援センターからは、阪南市におけるフレイルの進行を表すデータを共有しました。

会議当日配布した資料 阪南市におけるフレイルの進行が見て取れます

意見交換では、参加者から以下のような意見がありました。

コロナ以降、明らかに認知症の人が増えている印象。外出も減り、自宅内で転倒する人も多い。(リハ職)

非常に残念なことに地域で孤独死もあった。専門職頼みではなく地域で、「出る、しゃべる、食べる」機会づくりを進めたい。(地域活動者)

いきいき百歳体操は休まず続けている。体操後、外でみんなでおしゃべりするのが楽しみで来てる人も多いみたい。(地域活動者)

とにかく外に出ることが大事。出てきたらいいことあるな、と感じる仕掛けを。(医師)

久々に再開したサロンにいくと、みな本当に楽しそうな笑顔だった。こういう場が大事なんだ、と市内全域に伝え続けたい(社協)

オール阪南で取り組むコロナフレイル 0(ゼロ) 運動

これらの声をもとに、今後、地域活動者、専門職、行政、オール阪南で取り組んでいく「コロナフレイル 0(ゼロ) 運動」の方向性を話し合いました。

①コロナフレイルについての周知
②地域活動者の不安を取り除くため専門職が地域へ出向ける体制づくり
③高齢者が出てくる機会、居場所をたくさん作る
④活動者や専門職の訪問による見守りの強化、孤独死防止
⑤コロナ禍で地域活動が止まっているところも。再開に向けた地域全体のモチベーションアップ!が必要

大きくこの5点について、市での予算化も含め、公民協働で具体的な取り組みを進めることを確認し合い、1回目のコロナフレイル 0(ゼロ) 会議を終えました。今後も、引き続きこちらで発信していきますので、ぜひさまざまな機会でご参加ください!

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